推敲はこれからです。

パッションのまま書いてます。飲んだ日が更新日。ブログとともに肝臓を鍛えます。

「共働かない」というアイデアを真面目に考えてみる

 

もしあなたが1億円を持っていると

月平均20万円で生活すれば約40年間もつのです。
 
地方に住んでいる人なら家族4人でも結構なんとかなる金額ですよね。
(子供の年齢によっては足りない時期もあるでしょうが、平均で考えれば)
 
当然全く足りない人もいるでしょうが、まあ、そういう人はおいといて。
 

『共働かない』という選択は? - 推敲はこれからです。

 

この話のつづきになります。
酒の席での馬鹿話だったのですが、思いの外いろいろ考えてしまいます。
 
余談ですが、パパたちだって本当は子供と一緒にいたいのだ!
というのは結構皆そうなのかなーと思うのです。(余談終わり)
 
さて、生涯年収を調べてみます。
いくつかのサイトを見たところ男性で2億円前後。女性で1億円前後。
(この1億円の差はなんなの?て言うのはまた後日)
 
分かりやすくするため共働きならば夫婦で3億円。ということにします。
( シングルマザー・ファザーもちょっとおいておきます。)(またまた後日)
 
3億円ということは、月20万円で生活するなら120年持つ計算になります。
 
人生を考えた場合、親の扶養から外れ、自立するのがざっくり20歳とすると、残り60年(長生きしても80年)暮らせればいいわけです。
 
あれ?約2回(家族で)人生が過ごせる計算になりました。
 
おっと、税金を忘れてました。(税金キライ)
超おおざっぱに約15%とします。(計算めんどい)
 
ということで3億円から税金分を引くと
3億円-4千5百万円≒約2億5千万円
 
まだ、100年行けますね。
 
 
さて、こういう風に計算すると「なんだ余裕じゃん」と思っちゃいます。
「だったら人生でほんの数年間『共働かない』時があっても無問題」なんて考えてしまいます。
 
でも現実問題としてほぼ絶対に無理だと感じるわけです。
 
なぜ無理なのか。
 
まず、生涯年収自体が平均よりかなり下である。という場合があるでしょう。
生涯年収2億円を稼ごうと思えば、40年間で年収平均500万円の所得が必要です。
 
年功序列があった時代なら現時点で平均以下でもそんなに心配しないかも知れませんが、少なくとも、いまどき毎年必ず給料が上がる自信がある人はほとんどいないでしょう。
 
あなたの(予想の)生涯年収で計算し直してみてください。ということで。
(そもそも生涯年収自体が計算できないくらい不安という人も多いのよね。)
 
そして次に一度会社をやめる、やめなくても数年も離れると改めて元の状態に戻すことが事実上不可能に近い。という場合があります。
 
これって産休、育休をとった女性によく聞く問題ですが、産休、育休を男性がとれば同じ問題が(むしろ男性の方がひどいかも)起こるのです。
 
ここではその問題について意見を展開するのはやめておきます。
(そもそも仕事ってなに?って話になるので)
 
で、コレって2つの意味で不幸だなと思うわけです。
 
まず、そもそも共働きじゃなきゃ生活できない家庭。
 
共働きが絶対条件となると、単純にリスクだけが倍になります。
片方が病気やけがで仕事が出来なくなると当然生活が破綻してしまいます。
どちらか一方だけの収入でやりくりできれば、もう片方はサポートに回ることも出来るし、一時的に交代する事もできるのです。結果夫婦双方の病気やけがのリスクは減ります。さらにその上で双方が働けば一時的に貯金も可能でしょう。
 
 それが出来ないとなると、かなりリスキーで精神を消耗する日々を送ることになるのです。単純に忙しさだけが募り、日々の不安に出口が見えないのです。
 
そして、平均的もしくはそれ以上の生涯年収を稼いでいる家庭。
人生でもっとも子供と一緒にいたい時を仕事に奪われます。生涯年収を考えればおつりがくるほど稼げるのに、たった数年仕事から離れられないのです。
それどころか仕事をセーブして家庭にシフトすれだけでもそもそも生涯年収自体が一気に目減りする可能性もあるのです。
だから皆怖くて出来ないのです。
結果、(経済的には)子供と一緒にいることが出来るのに、夫婦で共働きを選択し続けるのです。
 
というわけで、現実問題として子供が生まれたら、共働き(回りに協力者がいる前提で)を維持するために頑張るか、夫か妻が働き、どちらかがそのサポートにまわる。(まわれればラッキー)という選択肢しかないわけです。
 
宝くじが当たるくらいしか解決策はないのです。
 
で、だからこそ、皆子供を作ることに躊躇するのです。二人目、三人目はより難しいのです。
 
「共働かない」という選択ができる社会にはならないのです。
 
 
出来るとすれば・・・
 
(考えてみます)(ちゃんと続きますよー)