「結婚」ってなに?(子供に聞かれる前に予習する)
パパ、「結婚」てなに?
こんな質問がもうすぐ来るだろう。
私の聡明で超かわいい娘たち(5歳長女・2歳次女)の質問には全力で答えなければならない。
ぶっちゃげ「パパすごーい」と言ってもらいたい。
「池上彰さんみたーい」と思ってもらいたい。(多分池上さんを知らないけど)
パパはハゲだけどそれだけじゃないんだぜ!ってところを見せたいのだ!!
というわけで以下エントリーは質問が来る前の予習です。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
現代社会では、現在の日本では、「結婚」を定義する事は本当に難しい。
何のためにするのか、なぜするのか、どうするのか。
世代、男女間、地域や、考え方でまるで違う。
これが国際結婚ともなれば更に文化、風習、生き方、死に方まで全く違うことだってあり得るのだ。
そして正直、めんどくさい。
いろいろ問題が出てくる。いろんな人が(善意で)いろんな意見を言ってくる。
ぶっちゃげ(悪意ある)意見より始末が悪いことが往々にしてあるのだ。(本音)
しなくていいものならしない。という選択をする人の気持ちはよくわかる。
実際、結婚したからと言って社会生活を過ごす上で同棲と何が変わったかを明確に説明することは出来ない。
「結婚」とはそんなもんだ。と思う。
じゃあなんで、パパとママは結婚したのか。と問われると正直ちょっと困る。
キリがよかったから。子供がほしかったから。周りのプレッシャー。社会的地位。
そんなことが重なったから。と言えばそうかもしれない。
でも、今はママと結婚出来てよかったな。と思う。
なぜか。
「結婚」するということは、「新しい家族になる」ということだ。
「新しい家族になる」ということは今まで属していた「家族」から離れるということだ。
自分の両親や兄弟と、「家族」ではなく「親族になる」ということだ。
当然、義理の両親や兄弟とも「親族になる」ということだ。
単純に「親族」は倍以上になり、「家族」は夫婦のみになる。ということだ。
子供が生まれて自分の「家族」は今4人になった。
ここが、自分の「家族」だ。と今は自信を持って言える。
今まで育ってきた、結婚する前の「家族」と。
今から育てていく、結婚した後の「家族」。
自分の生まれた「家族」から離れ、自分が育てる「家族」を持ったことで、「家族」というものを少しだけ理解できた。
自分の父、母もこうやって「家族」を作ってきたんだろうと。
自分が子供の頃、父も母も実はそんなに「大人」じゃなかったんだろうと。
こうやって無事に元気に大きくなれたことがいかに幸せなことなのかと。
そんなことを少しだけ理解できたことが幸せだと思う。
同じ「家族」だった頃は恥ずかしくて言えなかった両親への尊敬と感謝を。
今は素直に伝えることができるようになった。
そしてわだかまりも無くなり、一番近い親族としてうまく付き合っていけるようになった。
そして、そんな「家族」が星の数ほど世界にはあり。
その一つ一つにドラマがあるのだということ。を知ることが出来た。
そのくらいは、「結婚」してよかったと言える。
そのくらいに、「結婚」はおすすめ出来る。
・・・とはいえ、急いで「結婚」しないでほしいなー。
ま、自分を振り返れば止めようもないことは100も承知だけども。
子供が「結婚」した時、きっとまた新しいことがわかるかな。
その時またこんなことを考えてみたいな。