中間管理職から一言
諸先輩方。
激動の時代を駆け抜け、わき目も振らず、家庭を顧みず、仕事一筋で。
社会を支えていたと言う強烈な自負心。
おっしゃることはよく解ります。
「最近の若いやつは~」から始まる定型文もお酒の席ではご愛嬌かと。
ただ、そろそろエクセル・ワードくらいは使えるようになろうよ。
いやいや、そんなに難しいことを求めてない。
フォーマットの見積書に宛名と数字を打ち込むだけ。
ほら、計算は勝手にしてくれるよ。
簡単だから、覚えよう。少なくとも覚える姿勢は見せよう。
あなた方のPCの使い方(超初歩)の質問に振り回されて、いちいち仕事を
中断してるこっちのことも少しは考えてー!
新人諸君。
生まれたときからデジタルに囲まれ、一通りのITスキルをもち、
きちんと人生設計をし、過度の期待も抱かず、着々と仕事を進める。
すばらしい。
自分の過去と比較するとはっきり皆さんの方が優秀だと断言できる。
スマホ片手に私の話を聞くのも、きっとメモの代わりだと信じてる。
でもひとつだけ、諦めるの早すぎ。
話が通じないと思ったら撤退早すぎ。
こうほら、コミュニケーションにも色々あってさ、仕事なんてほとんど
異文化コミュニケーションじゃない。
文化の違い、考え方の違いを乗り越えてからが交渉じゃない。
そんなトコあるじゃない。
一応戦ってみようよ。少なくとも一発ジャブだけ当ててみようよ。
それで相手の反応みてからでもさ。見る前に撤退って。ある意味すごい判断力。
中間管理職のお仕事は通常業務に加え諸先輩方と新人の橋渡し。(ですよね)
いつまで続くの橋渡し。(通行料いただきたい)