「40秒で支度しな!」と言われたら
寒いですね。
この寒い中、踏切が上がるのを待っていたのです。
冷たい風がふぶき、一瞬で(おもに頭皮が)ピリピリ痛むほどの寒さ。
あまりの寒さに、スマホをいじることも出来ず。
ただじっと踏切が上がるのを待ったのです。
その間、約3分。踏切の向こうに見える柱時計の分針がほんの少し動くのをただじっと眺めていました。
永遠に感じるほどの3分間。
3分あれば、あったかいカップラーメンは完成し。
ウルトラマンは怪獣を倒して、世界を守れるのです。
広告業界にいた時は、15秒のCMを作るために何か月も頑張ったりしたものです。
きっちり数十秒の中で原稿を読み上げるプロのアナウンサーを尊敬したものです。
3分間。
ただじっと待つには長すぎるし、何かを行うには短すぎる。と感じる時間。
正直、私にとって3分はそう感じる時間です。
でも、世の中には「まだ3分もある。余裕じゃん。」と感じて仕事をしている人たちも存在することを知っています。
案外、そういう人たちは、傍から見ると、とても忙しそうですが。
本人はそう感じてないこと。が往々にしてあるのです。
同じ時間を過ごしているはずなのに。
時間貧乏(≒貧乏暇なし)という言葉が最近のお気に入りです。
「忙しい」が口癖の人(言わないけどそう思っている人)と本当に忙しいけど忙しく感じない人の違いは、ここにあるのかなと思うのです。
あなたの体感時間と実時間は結構ずれているかもしれないのです。
よく、時間をコマ数にして考えることってありますよね。
仕事の段取りを考えるとき、家事、育児を行うとき、遊びに行くとき。
そういう時に、あなたは(無意識に)どのくらいの時間を1コマと考えていますか?
ちょっとそういう視点で自分を思い返すと面白いかもしれません。
あ、題名の「40秒で支度しな!」というセリフは
「天空の城ラピュタ」からドーラの名台詞です。
そして、たった40秒で人生の再出発の支度を完了させたパズー。
2年かかって退職の決断をした私に。
今からの私に必要なのはこの時間感覚なのかな。と思います。