前提が違うと真逆の答えが正解になる話
家を買うか、賃貸か。
サラリーマンを続けるか、辞めるか。
転職するか、独立するか。
結婚するか、しないか。
人生において、重要な決断をすることは多々ありますが。
そういう場面においてどちらが正解か。はその人次第というとっても当たり前な話。
言われてみればとっても当たり前なんですが。
なぜか、そういう場面において、先輩や友人に相談し。
WEBで検索し、本を読み漁り。
不特定多数の人たちの多数決に答えを委ねることがあるのです。
答えはグーグル先生に聞く。
結構すでにこれは一般的ですよね。
「ググれ」ってもう、標準語ですよね。
コレって結構忘れがち(特に私が)なんですが、何でもかんでもグーグル先生に聞いていちゃダメだね。って事なんです。
グーグル先生だけでなく、友人や先輩や上司や親や妻に聞いているだけではダメなんだね。って事です。
ある問題があるとします。
例えば、「家を買うか、賃貸かどちらがいいのか?」
コレって正解があるようで無いのです。
と言うか、人それぞれでどちらも正解。どちらも間違いな問題です。
更に言うと、コレは問題の不備(情報不足)なのです。
「家を買うか、賃貸かどちらがいいのか?」
→家族構成は夫婦と子供2人(未就学児)、共働きで、世帯収入は○百万、実家が近所にあり、その実家は持ち家。旦那は長男で、将来義理の両親の介護が発生する可能性あり。
さて、そんなモデルケースの場合どうですか?
みたいな。さらに
→現在、2LDKのマンション暮らし、子供の成長により、手狭になっている。家を買うか、もう少し広いマンションに引っ越すか思案中。どちらでも新築、中古にこだわりなし、子供の学区と利便性が重要。家賃、もしくはローンの毎月の支払額は○万円程度が限度額。
さて、そんなモデルケースの場合どうですか?
みたいな。さらにさらに例えば
→転勤の可能性は?転職の可能性は?介護は?同居は?子育て後は?10年後、20年後は?資産価値は?投資としては?現在の貯蓄は?今後の年収は?
みたいな。
結果「じゃあ私(私たち夫婦、家族)にとっては、買ったほうが良いよね。」なのか「賃貸の方が便利ね」なのかは自分で(夫婦で)話し合って決めればいいのかな。
あ、例えば「マイホームを建てる(持つ)のが夢でした」
って言う人はもうそれが正解。(終わり)
で、ですよ。
問題を解くには、大きく分けて2つのルートがあるのです。
一つは、膨大な情報から輪郭を見極めていく方法。
もう一つは、小さな破片を積み上げて輪郭を探る方法。
うまく使い分けをしましょうね。ってことで。
(何だろう。きっとこういうのもちゃんと学問としてあるんだろうな。キチンと勉強してみたいなー)
(なんだか、昔書いたエントリーと内容がかぶった気がするけど、あえて確認しない!あえてだからね。あえて。)