質問の仕方
昨日のエントリー
昨日のエントリーが長くなったので、途中はしょった部分があります。
聞き方、質問の仕方のところ。
そういえば過去のエントリーで
ここにもリンクするエントリーを書いていましたが、結局質問の仕方について具体的に書いてないことを思い出したのです。
ま、こういうネタはハウツー本やライフハック的な記事でたくさん取り上げられている部分でもあるので、あえて書く必要も無いかと思いますが、相談されることも多いので改めてまとめてみますね。
1、1回考えてから質問しよう。
先輩から何か指示があったとき。またはアドバイスを受けたとき。
1回その内容を考えてみましょう。
何がわからないのか。整理して質問したほうがいいよ、って事です。
もしかしたら先輩にオウムのように質問するよりグーグル先生に聞いたほうがいい内容かも知れないのです。
2、仮定して質問しよう。
作業を進めるのに解らないこと、不安な点がいくつも出てくるのです。
そういう時は、一旦自分で仮説を立てる、仮定しましょう。
その上で、「こういう風に考えて作業を進めようと思いますが間違ってないでしょうか?」といった聞き方をすると、ちゃんと教えてくれる先輩なら返答しやすいと思うのです。
仮定が正解でも不正解でもいいのです。
こうやって、「そもそもなぜ今、こんな作業をしているのか?」を考えながら質問していけば、後々の判断基準をキチンと理解でいるのです。遠回りのようですが、オススメです。
3、同じ事を聞かないようにしましょう。
「2」にリンクしますが、どうしてそういう風にするのかを考えずにひたすらいわれたことをこなしていくと、応用が利かない人になります。
似たような事例だったり、作業だったりで同じ質問(同じような質問)を繰り返すことになります。
解らないほうからすると全く違う質問のつもりでも、教えるほうからすると同じ質問を繰り返す、理解の乏しいやつという評価になります。
4、質問してもいい人か判断しましょう。
基本的に、新人教育を任される人は社内で一定の評価がある人です。少なくともダメ社員の烙印を押された人が担当することはあまり無い(可能性は無いことも無いですが)と思います。
そういう人は、仕事量も多い。ので結構忙しいのです。
教育をするときと自分の仕事をこなすときは分けて考える人もいます。
質問があればいくつかまとめて、先輩が応えやすい時にしましょう。
5、とはいえ、急ぎの場合もあるのです。
とはいえ、その作業が急ぎの事もあります。仕事を任されるときは前もって「いつまでに、どこまで」しなければならないのかを確認しましょう。
また、出来ればその作業について他に質問していい人を聞いておくといいと思います。
急ぎであれば質問したいときにその先輩がいなくても代わりに答えてくれるほかの人がいるだけでちょっと安心できます。
案外、任せる先輩からすると「いつまでに、どこまで」という判断自体が当たり前すぎて伝えるのを忘れることもあるのです。
前もってわからないと困る可能性を先回りして潰しておくと楽になります。
6、とはいえ、教え方も人それぞれです。
ぶっちゃげると、「合う・合わない」の問題だったりします。
新しい電化製品を買ってきて、まずとりあえず説明書を読むタイプの人と、リモコンのボタンを押しまくってみるタイプの人がいるように。
仕事の進め方や教え方も人それぞれです。
出来るだけ早いうちに教えてくれる人のタイプを判断しましょう。
んで、それにあわせていきましょう。
余裕のあるスーパーな先輩ならあなたに合わせて変幻自在にサポートしてくれるかもしれませんが、あんまりそういう人は稀だと思います。
極論、最初の仕事は直属の先輩に合わせてついていくことだと覚悟を決めて頑張ったほうが後々スムーズに事が運ぶ気がします。
どうしても最初は良くも悪くも気合が入っていて、頑張ろうと思えば思うほど変に意固地になっちゃう人が多いのです。
ま、良くも悪くも肩の力を抜いて、頑張ってる風、考えてる風、かわいがってもらいたい風を装いながら、実はしっかり冷静に人間観察するくらいの余裕があったほうがいいと思います。
7、先輩たちは見ています。
少なくとも周りにいる先輩たちは見ているのです。もしかしたら見ているけど「見ないふり」をしているかもしれませんが、見ています。
仕事の頑張りはもちろん、話し方、聞き方、挨拶の仕方から休憩時間まで。
当然酒の席も見られています。
あなたがどんなに優秀で冷静に人間観察できる余裕があって、なおかつそれを隠してうまく立ち回ろうとしても。案外見破られていると思ったほうがいいです。
とはいえ、見破られても「そうしようと思ってやってるな」という評価はあるのです。「ちゃんと余裕を持ってるな」という評価になるのです。
8、大丈夫です、結局慣れです。
最終的にあなたも一通りの仕事を覚え、業界の常識に染まり、いつも間にか先輩になり、今度は部下を持つ(新人教育をする)立場になります。
その時、改めていろんなことに気がつきます。そうやって気づいたことをまた現場で生かしていけばいいのです。
究極的にサラリーマンは誰でも出来るのです。
馬鹿にしているわけではなく。「誰にも出来ない仕事」を「誰でも出来る仕事」に落とし込むのがビジネスであり組織の役割だからです。
専門性の高い仕事であっても、分割し、構築し、教育して複数の人が継続的にこなして行ける。それが会社なのです。
と、いうふうに信じて。
というのが。
ハゲた無職のオジサンからのアドバイスでした。