「共働かない」国(パラレルワールド・オブ・ジャパン)
私の国(パラレルワールド・オブ・ジャパン)の文化を紹介します。
ちなみに私の国はあなたの住む「日本」 と同じ位の平均寿命です。
私の国では、人生を大きく3段階に分けて考えます。
子供の時代(保護される時代)
子育ての時代(保護する時代)
その後(社会を維持する時代)
です。
「子供の時代」は親の庇護の元、育つ時代です。
少しずつ成長するにつれて社会生活(学校など)を行います。
基本的に「日本」と同じです。
違うのは思春期を迎え、16歳~20歳前後になると自分のパートナーを選択すること。を行うくらいです。
そしてすぐに「子育ての時代」に入ります。
「日本」に比べると早いですね。(「日本」でも法律上可能ですが)
「日本」と違うのは「子育て」の間、特に子供が生まれて数年間は夫婦そろって子育てを行うのです。その間、夫婦ともに「働かない」のです。
「日本」の皆さんは
「子供が子供を育てるなんてけしからん!」というかもしれませんね。
もしくは、「稼ぎもしないで結婚(出産)なんて!」というかもしれません。
でも、コレが私の国の文化なんです。
私の国では「子供のうちに子供を育てるほうがいい」という常識があり。
「子供を育てて初めて社会に参加出来る大人になった」という考えがあるのです。
そういう国なのです。
子供が成長し、社会活動をしだして初めて、夫婦ともに少しずつ働き始めます。
子供が3歳くらいまで夫婦ともに一切働かず。
子供が3歳くらいから12歳くらいまでの成長に合わせて、「日本」でいうと、パートタイム・アルバイト的な働き方を選択します。
もしくは専門的な勉強をするため「日本」でいう大学や専門学校に通い始めます。
子供が12歳を過ぎるとある程度フルタイムで働き始めるのです。
早い人では16歳くらいで夫婦になり(子供が生まれ)、そこから12年くらい子育て(をしながら勉強など)をして、初めて働き始めるので28歳くらいで社会人になるのです。
平均すると30代前半くらいが社会人スタートなのです。
さて、子供が13歳~16歳までの約4年間は夫婦共々新社会人として働きます。
子育ては一段落し、まだまだ体力も気力も溢れているのです。
子供は16歳を過ぎたあたりでパートナーを選び始め、その後孫が生まれるのです。
それでもまだ、40代です。
そろそろ仕事も充実してきます。夫婦共に共働きで会社の中心で活躍します。
子供の生活費、孫の教育費を稼ぐのはつまり、若いお爺ちゃん・お婆ちゃんなのです。
子供時代から子育て時代までを社会が見守るのです。
社会を回すのは若いお爺ちゃん・お婆ちゃんの役目です。
そして働き始めると、定年はありません。
働き続けられる限り、働くのです。
曾孫の世代が生まれる頃には夫婦の晩年の準備がはじまります。
それでもまだ還暦前です。
まだまだ皆元気なのです。
まず自分が成長し。
次に家族(半径5メートル)を安定させて。
最後に社会(つながる全て)のために働く。
案外理に適ってるでしょ?
私の国(パラレルワールド・オブ・ジャパン)の文化を紹介しました。
どうですか?私の国に来ませんか?
※以下エントリーの続きで考えてみました。
一緒に読んでくれるとすごくうれしいのです。
「共働かない」というアイデアを真面目に考えてみる - 推敲はこれからです。
逆に、このくらい文化が変革しないと「共働かない」という選択は無理かなぁという話でした。
更に言うとこういう人生を3分割できるのは長寿で健康な高齢者が多い日本くらいかなぁとも思っています。
そもそも論、人生を3分割できるほどの長寿の国は有史以来存在していないと思うのです。そういう意味ではこういう選択が「やろうと思えば出来る」事自体すごいことなのかも知れません。
また思いついたら(パラレルワールド・オブ・ジャパン)へご招待しますね。