「2回結婚する」国(パラレルワールド・オブ・ジャパン)
私の国(パラレルワールド・オブ・ジャパン)の文化を紹介します。
ちなみに私の国はあなたの住む「日本」 と同じ位の平均寿命です。
前回の↓のエントリーを読んでから
本エントリーを読んでいただいてよろしいでしょうか?
(じゃないと分かりづらいと思います。実力不足です。ごめん)
「共働かない」国(パラレルワールド・オブ・ジャパン) - 推敲はこれからです。
前回は、「共働かない」国というテーマで私の国の文化を紹介しました。
皆さんの住む「日本」と大きく違う点は
・人生を3分割で考える。
・子育てが終わってから社会人になる
というところでした。
今度は、「2回結婚する」国というテーマで私の国(パラレルワールド・オブ・ジャパン)を紹介させていただきます。
前回お話しした通り、私の国では(最初の)結婚が16歳~20歳前後にピークを迎えます。
当然、女性(男性もですけどとりあえず置いといて)はいろんな点を気にしてパートナーを選ぶのです。(「日本」と同じです)
でも「日本」では判断の上位に来る「経済力」を見ることはあまりないのです。
なぜなら前回お話しした通り、最初に結婚して「子育て」期間中は夫婦ともに働かないからです。
「子育て」がある程度終わるまでは社会(おもに若いお爺ちゃん・お婆ちゃん)が生活を保障するからなのです。
では、何を基準に私の国の女性は(最初の)パートナーを選ぶのか。
顔がいい、頭がいい、運動神経がいい。といった遺伝子的要素。
フィーリングが合う、優しい、話が合う。といった感覚的要素。
が重要になるのです。
つまりは「好き」か「嫌い」で選ぶのです。
さて、「子育て」もある程度落ち着きました。30歳前後で新社会人になるのです。
30歳前後でも結婚生活は15年程度になります。ある程度お互いの性格は理解しているのです。
子育て期間中に(親として)どれだけ成長したか。
人間的に理解しあえるのか。
そして、今後経済力を持つことができそうか。(ここで初めてでてきました)
そういう視点で改めて夫婦関係を見直します。
ケンカしたり、冷戦したり、DVがあったりする家庭も0ではないですよ。
でも、そういう理由がなくても。
「嫌い」じゃないけど「好き」でもない。という場合でも円満に離婚をします。
こうして私の国では多くの夫婦が離婚を選択するのです。
当然、離婚しない夫婦もいます。いますが全体の割合では少ないのです。
「日本」の皆さんからすると「結婚したら添い遂げなければならない」と考える人もいるでしょう。
「原因があやふやなのに離婚するなんて」と眉をひそめる人もいるでしょう。
でも、これが私の国の常識なのです。
「子育て」をするためのパートナーと、「共に生きる、老後を暮らす」パートナーは別々なのが普通なのです。
選び直すことが一般的だからこそ、結婚しやすいというメリットがあるのです。
というわけで、私の国の女性(男性も)は一般的に
「誕生」→「結婚・出産・育児」→「離婚」→「仕事」→「再婚・老後」
という流れになります。
あくまで一般的に、ですよ。
中には一度も結婚しない人もいます。
結婚したら離婚しない人もいます。
離婚したら再婚しない人もいるのです。(「日本」と同じです)
思うに、「日本」の皆さんの一般的な人生は長いマルチタスクなのです。
夫婦生活をしながら、子育てをしながら、仕事をしながら、家事をしながら、介護をしながら、そして遊びながら、生活しているのです。
同時進行で長い人生を送るように出来ています。
そして一般的には人生の真ん中あたり(20代~50代)はマルチタスクが最大数になります。
そのころに、さらに(最初で最後の)結婚相手を探すのはやっぱり大変なのです。
そしてどれかを失敗すると、すべてが崩れてしまう可能性があるのです。
さらにすべてがつながっているため、やり直しが難しいのです。
それに比べて私の国は短いシングルタスクを繋ぐようにできているのです。
まず生まれ(学び)、遊び、子育てをして、仕事をして、介護をする。
それぞれの個別の時期にその時必要なパートナーを選ぶ。(選び直す)
何かを失敗しても、次のシングルタスクで取り返しが効くのです。
(「日本」に比べれば。の話です)
人生は長いのです(「日本」と同じくらいの平均寿命なのです)
2回結婚するのも悪くないでしょ?
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『「共働かない」国』を読み返すと、そもそも結婚についても、この国ならどうなるかなと思って書いてみました。
それならば、法律は、税金は、教育は、介護はどうなるの?という疑問がたくさんわいてきます。
存在しない国(パラレルワールド・オブ・ジャパン)をより思考展開させたいので、よかったらご意見下さい。
また思いついたら(パラレルワールド・オブ・ジャパン)へご招待しますね。