推敲はこれからです。

パッションのまま書いてます。飲んだ日が更新日。ブログとともに肝臓を鍛えます。

「仕事」ってなに?(子供に聞かれる前に予習する) 其の二

 

「仕事」ってなに?(子供に聞かれる前に予習する) - 推敲はこれからです。

 

このエントリーじゃ子供はわからない!!と言うことで。

ちゃんと意訳も頑張りますよ。

 

とても有名なお話。

「アリとキリギリス」

皆知ってると思うけど、改めてあらすじ。

 

アリがいました。

キリギリスがいました。

 

夏の間、アリは一生懸命「働き」ました。

キリギリスはのんびりバイオリンを弾いて暮らしてました。

 

冬になりました。

アリは夏の間蓄えた食べ物で。

夏の間作った巣で暖かく、平和に暮らしました。

キリギリスは寒さに震え、死にそうになります。

そんなキリギリスをアリは助け。

次の夏はキリギリスは心を入れ替えてアリと一緒に「働く」のです。

(調べたら、終わり方は色々あるようですね。)

 

で、ですよ。誤解を恐れずに言えば現代社会ではアリもキリギリスも間違っているのです。

 

この話は産業革命以前の話なのです。

 

少なくとも現代日本で(親がサラリーマンや公務員の)街中で生活している子供たちには間違いなく伝わらないのです。

もしくは意味が間違って伝わるのです。

 

現代社会は、「働くこと」の大部分を「仕事」に置き換えたのです。

 

それが前提。

そして、それは何のためか。

 

皆一律に自分の生活を維持するために「働いて」いたら豊かになれない。みんなアリでは社会は変わらない。と昔の人は気付いたからなのです。

 

アリもキリギリスも皆一律にアリの生活(働くこと)をしてしまうと

 

音楽も聞けない。芸術も観ることが出来ない。

便利なもの、新しいものを作る暇がない。となってしまうのです。

 

だから、アリの人は、工場に仕事をしにいき。

キリギリスの人はコンサート会場でバイオリンを弾いて、お金をもらうべきなのです。

 

そしてどんな「仕事」でも、お金を稼ぎ、そのお金で「働くこと」をまた誰かの「仕事」にしていくのです。

 

だから現代社会では、キリギリスの人はバイオリンを弾くべきなのです。

その代わりバイオリンをちゃんと「仕事」にしなければならないのです。

 

そして、アリの人は生活を維持するための「働くこと」をやめて「仕事」をするのが正しいのです。

 

頑なに「働く」生活をしたければ、過疎地や離島に引っ越した方がいいのです。

 (ロハススローライフってそういうことですよね?)

 

少なくとも現代社会においては、キリギリスを反面教師に。

アリの生き方が正しい。とは間違っても言えないのです。

 

現代社会は、アリの人はアリの得意な仕事を選べるし。

キリギリスの人はキリギリスの得意な仕事を選べるのです。

そして、そのどちらも幸せに冬を越せる事が出来る社会なのです。

 

ちゃんと「仕事」をしていれば。

 

それって少なくとも、産業革命以前の(生活が=「働くこと」だった時代の)人から見れば夢のような話なのです。

 

と言うわけで、という事を踏まえて

 

「好きなことを仕事にしなさい」という話を。

娘にしようと思います。

 

やっぱり解りやすくない。これが限界なのでした。

(もう少し大きくなったらこのブログを読んでもらえるかな。)